あなたのボックス...使いやすいですか?
本当にそのままでいいんですか?
自宅、部屋、車、バッカン、バッグ、そして時にはポケットの中に…いつもあなたのそばにいる。自宅での保管から釣り場での使用まで釣りをする上では切っても切れない存在がボックスではないでしょうか?
ボックスはただ釣具を収納するだけではなく、様々な機能や魅力が詰まったアイテムなのです。効率的な収納で見やすく選びやすい収納が出来ることで、現場でも貴重な時合いのワンチャンスを逃さない、そんな収納上手なあなたは釣り上手?に近付く為の機能性を極めたボックス選びと、カスタマイズ術をここでは紹介しよう。
■タックルボックスの代名詞“明邦化学工業”
このロゴマーク、どこかで見たことありませんか?釣具をはじめ、様々な収納ボックスを販売している“明邦化学工業”
釣りにおいて実践的で細かいところまで非常に良く考えられた商品が多くラインナップされている。その使い勝手の良さは釣り以外にも工具やアクセサリー、アウトドア、レジャー用品でも実は活躍するアイテムも多い。
■充実のカスタムパーツ
サイズや厚み、中の仕切りパターンの違いなどバリエーションが多く、非常に豊富なラインナップが魅力で様々な用途に対応するので、きっと自分のスタイルにあったボックスが見つかるはず。
さらに明邦のボックスの多くがサイズ毎にシステム化されており、他のボックスにピッタリ収まるサイズになっている展開になっている。
さらに凄いのがココ!カスタムを前提とした構造になっている商品も多く、痒いところに手が届くようなカスタムパーツが続々とラインナップされているのが今回のキモになっている...まさに進化し続けるタックルボックスなのである。
■ベースとなるボックスを選ぼう
さて、豊富なラインナップやパーツも多いことは分かったが...じゃあいったい何を選んだらいいの?いっぱいあって分からない...ってなりますよね。
まずはどこで、どんな状況で使いたいのか?それをイメージして考えてみよう。
小物を収納したい、釣り場を頻繁に移動したい、とにかくガッツリ収納したい、船で使うので頑丈でシンプルなのがいい、ロッドが立てれるボックスがいい...等
釣りのスタイルや目的、用途は様々...
それでは実際に用途に合わせてベースとなるボックスを選んでみよう。
ここではサイズバリエーションとカスタムパーツが豊富で特に人気の高いシリーズ【バケットマウス】と【ランガンシステムボックス】に注目!
サイドにカスタムを想定した多目的ホルダーが搭載されており、これが今回のカスタム術のキモとなる部分だ。様々なカスタムパーツがここに取り付け可能で、この使い方次第で無限に進化するタックルボックスになり得る。
そしてこの多目的ホルダー周辺の穴...実は結構便利で、フィッシュグリップ、サカナ掴み、プライヤーが刺せたり、仕掛けやルアーをぶら下げて仮置きしたり意外と便利だったりもするのです。
■バケットマウス?ランガンシステムボックス?サイズ種類はどう違う?
カスタム出来るハードボックスとして人気の2台巨頭“【バケットマウス】と【ランガンシステムボックス】。それぞれサイズやカラーバリエーションもあり、見た目も似ているけどいったい何が違うの?どれを選べばいいの?ってなりますよね。
そんな疑問を解決する為に、まずはラインナップとそれぞれの特徴を見ていこう。
●MEIHO バケットマウス
BM-9000
BM-7000
ラインナップは3サイズ。
今回紹介するボックスの中でも大きめなサイズラインナップになっており、“MEIHO”ブランドから出ているのがこのバケットマウスだ。
構造は至ってシンプル。両開きで取り外し可能な上蓋。そして中にはトレーとシンプルな作りになっている。上蓋の内側の構造からも伝わるかもしれないが、とにかく頑丈な作りで積み重ねたり、座ったりしても安心して使え、大容量の収納スペースに重い物を詰め込んだとしても持ち上げる時に不安を感じさせないガッチリしたハンドルを装備。
その収納力とタフさから、オフショアジギング等の船釣りには特に人気の商品だ。
●バーサス ランガンシステムボックス
ラインナップは5サイズ。
ランガンシステムボックスという名前からも想像が付くように、機動力を重視したサイズ設定と仕様になっているのが特徴だ。
先程紹介したバケットマウスシリーズと比べると同サイズのラインナップもあるが、比較的中~小型メインのサイズ展開で“バーサス”ブランドから出ている。
バケットマウスを中~大型とするならば、小~中型メインのサイズ展開となっており、バケットマウスの弟分的な存在の物も多い。
5サイズ展開となっているが、内側のトレーやハンドルの構造が異なりサイズによって仕様が大きく異なっているのが特徴だ。
まずは中型のVS-7095N・VS-7090N・VS-7080N
この3サイズ。分かりやすいようにバケットマウスとサイズ・容量比較をしてみよう。
容量35L BM-9000
容量28L BM-7000 VS-7095N
容量20L BM-5000 VS-7090N
容量15L VS-7080N
これを見ると分かるように、28Lと20Lは同サイズ展開でまさにバケットマウスの弟分的存在。
オフショアジギング程は容量もいらない、内湾でのタイラバやライトなオフショアゲーム、ティップランやイカメタル等にも人気のあるサイズ。ある程度収納出来る容量も欲しいけど、移動する釣りも多いしなぁ...という人や色んな釣りを幅広くする人にはオススメのアイテムだ。
見た目は頑丈な上蓋を搭載しており、この3サイズの基本構造はバケットマウスとランガンシステムボックスも同じだが、内部の仕様は別物。
内部にトレーが付属されているのだが、バケットマウスはシンプルなトレーに対して、ランガンシステムのVS-7095N・VS-7090Nにはトレー+取り外し可能な蓋付きインナーケース、VS-7080Nには水抜きダクト有/無と2種類のトレーも装備されている。
特筆すべきはランガンシステムに標準装備されているこのインナートレーだ。ただのトレイに非ず、バケットマウスやランガンシステムボックスの外側やその他カスタムパーツのホルダーに直接装着可能な拡張機能も搭載していることである。
一方サイズ展開としては小型にあたるVS-7070NとVS-7055N。
今まで紹介したタイプとは全く違う構造で、上段の上蓋内にも収納があり、下段に大きな収納がある2重構造になっている。
そして最大の特徴がこの上段の上蓋のハンドルを脚代わり固定することが可能で上段の裏面がトレースタンドとして使用可能で、まるでテーブルか小さな作業場のように使うことが出来るのだ。
この小さなテーブルの使い勝手が良く、鈎やオモリ、スナップ等や細かな道具を使った作業が多い釣り。ボックスをぶちまけた、地面に落として行方不明...なんて経験は少なからず1度はあるはず?
そんな時にこの小さなテーブルが使いやすい作業台に早変わり。落としやすい小物は一旦ここに置いて作業すれば紛失や失敗もなく、落ち着いて準備が出来るはずだ。またこのテーブルの上で飲み物やお弁当を広げて自然の中でのランチタイムやティータイム...なんてのもアリだ。
実際に地面から浮かせて置いておけることによる落下や紛失のリスク回避だけでなく、突然来る一瞬の時合いにパッと物を置いておけるというのはオカッパリでは結構大きなメリットでもある。
ある程度収納力がありつつも、移動しやすい小型サイズで、釣り場が決まれば上段を広げてテーブル出現、自分だけのベース基地を作る...そんな釣りのスタイルには最適だ。
上段を広げて使う仕様上、広いスペースがある状況に適しており、機動性を重視したオカッパリに最適のシリーズとなっていて、エリアトラウトやライトゲーム、バス等には特に人気の高いシリーズとなっている。
そんな移動が多いシーンを想定してランガンシステムボックスのハンドルに搭載されているのがハンドルストッパー機能だ。
これは途中から搭載された機能でまさに進化するタックルボックスに相応しい。ロッドとリールをスタンドにセットしたまま移動する時や、ジグなど重い物を収納している場合によく発生しがちなのが移動時のボックスの傾き...ロッドの穂先があらぬ方向にぶつけてしまう、ボックスが太もも辺りに当たって痛い、歩きにくい等という不快さを解消してくれる実は便利な機能で、移動が多いランガンシステムには相性抜群な機能でもある。
■メーカーHPもチェック カスタム例を見てみよう
簡単な取り付け、使用例も掲載されているので、合わせてメーカーのHPもチェックしてみよう。
明邦化学工業株式会社 https://meihokagaku.co.jp/
サイズ感や使用例もあるので、ここで予備知識を入れてさらに自分だけのタックルボックスカスタムへのイメージを膨らませてみよう。
■スタイルに合わせてパーツを選ぼう
バケットマウス&ランガンシステムボックスには様々なカスタムパーツがラインナップされており、サイズやバリエーション、拡張パーツなど続々と新商品も追加され改良され、まさにどんどん進化している。
どれを選んだらいいのか?いっぱいあって分からない...となりますが、焦らず行きましょう。
カスタムパーツは簡単に取り付け、そして取り外しが出来るのも魅力の一つです。気になったもの、不足を感じたなら追加や拡張していけばいいだけです。
常に足し算ではなく、時には引き算も必要。パーツを足して機能性を優先すべきなのか?最低限の装備で機動力を求めるのか?それはシーンに合わせて調整してしてみよう。
自分がどんな釣り、どんな場所、どんな状況で使いたいのか?イメージを固めていってみましょう。
■絶対買うべきはこれ!ロッドスタンドBM
カスタムパーツで最もセット購入されており、ロッドスタンドを付けるために購入するといっても過言ではない!くらいの必須アイテム。
竿を刺したまま移動出来るのはもちろん、ちょっと仕掛けやルアーを変える時に仮置き、魚が釣れた時に竿を立てておける、置き竿にしてアタリを待つ...など活躍の場は多く、ひとつあるだけでも現場の作業がスムーズになる便利アイテムです。
サイズとバリエーションは大きく分けて太さ違いが2サイズ、タイプ違いが3パターンラインナップされている。
大きく分けて太めの内径45mm、細めの内径35mmの2サイズがそれぞれに展開。
●BM-280、230 N
本体とパーツで挟んでしっかりネジ止め固定する頑丈仕様のモデル。
●BM-300 Light、250 Light
ネジ止め不要、取り付け/取り外しが容易なったのがこのライトモデル。クリアベースでカラーバリエーションも豊富になった最も人気の高いシリーズ。
●BM-290 Slide、BM245 Slide
ネジ止め不要かつ、スタンドを傾斜出来るスライドスタイルを採用したモデル。さらにパーツがそのまま取り付け出来る多目的ホルダーまで標準装備し、必要な便利機能を凝縮した進化したモデル。
太さは一般的な竿であれば内径35mmで入る場合が多いが、ショアジギング、ジギング等オフショアロッド、船竿などはグリップエンドが太めに設計されている物が多いので、ライトな釣りなら35mm、船やパワー系の釣物が多いなら45mmが適している。またランディングネットやタモ、ギャフ等も一緒に運ぶなら45mmがあると便利だ。
■あると便利!オススメカスタムパーツ
さらにここでは合わせてあると便利なカスタムパーツも紹介しよう。
●ルアーホルダーBM
多目的ホルダーに直付けも可能で、さらに付属のバンドも活用すれば、ロッドホルダーだけでなく、船べり、ポール等にも設置可能。アイデア次第でどこにでも付けられる便利アイテム。
ジグやプラグ等の細長いものはもちろん、鈎が多くて仮置きに困るタイラバやエギ・スッテにもオススメ。プライヤーやフックリリーサー等の金物仮置きとしても。
また水抜き穴が開いているので、使用後の水洗いにも使えるが、釣り場ではタイラバやエギ等ルアーや仕掛けに集魚スプレーを噴射して使いたい時にもルアーホルダーの中で噴射すると無駄に飛び散らず効果もバツグンなのでぜひ試してもらいたい。
合わせてコチラもオススメ。浅めの3部屋仕様になっているのでより小型の物やイカメタル等複数のルアーを使い分けるにはこちらも便利。
●マルチホルダー BM-25、BM30
ロッドスタンドBM Lightシリーズ専用の拡張オプションパーツ。
カスタムパーツをさらに増設していくつも取り付け出来る優れもの、まさにカスタムやってます!感が満載のパーツ。
オプションパーツを取り付けはもちろんだが、マルチホルダーに付いた穴も使い方次第で、カラビナやピンオンリールを付けたり、ハサミやフォーセップを刺して仮置きしたりも出来る。
●トレイBM-L、S
ホルダーに外付け出来るトレイが2サイズ展開。使用頻度の高い物や、紛失しやすい小物やケース等を仮置きしておける便利グッズ。
使わないときや車載・移動時は邪魔にならないように立てて設置したり、簡単に取り外したり出来る。
●ハードドリンクホルダーBM
500mlクラスのペットボトルや灰皿、ルアーや小物等の仮置きにも使えるホルダー。
●オリコン ドリンクホルダーBM
使わないときや車載時にはコンパクトに折りたためるコチラもオススメ。
●プレミアムシートクッションBM
バケットマウスシリーズに装着可能なクッション。座って釣りをする時や、レンタルボートや遊漁船等で長時間移動時にも快適なアイテムで頑丈さが売りのバケットマウスにも相性は抜群。
固定用ベルトに脱着テープで簡単に取り付け出来るので、ズレや風で飛ぶのも防いでくれる。
■人とは違う、差を出したい人はコチラもチェック!
ここまで紹介したバケットマウス&ランガンシステムボックス。大人気で既に愛用している人も多く、釣場でも見かけることも多いはず。その中でも思い思いにカスタムした人と違う自分だけのボックスを作り上げている人も少なくはない。
人と同じではつまらない、もっと違うものを、個性を出したい...そんな方にはこんなものも?
廃番商品?新色?限定色?そんな色あったっけ?...そんな見かけない色の正体はコレ。
ダイワファンはもちろん、通常カラーには無いカラーバリエーションが所有欲をくすぐる。珍しい色で釣り場で映えること間違いなし!
明邦製品にはないカラーバリエーションとダイワのロゴが大きな特徴。他は基本的に明邦製品と同じ仕様だが、明邦製品とは番手表記が異なるのでサイズ選びには注意が必要だ。
ボックスと合わせて、ロッドスタンドやドリンクホルダー、ルアーホルダー等のカスタムパーツも発売されているので合わせてチェックしておこう。
■新商品はチェックすべき!続々増えるカスタムパーツでさらに便利に
最後に、今回紹介した明邦のボックス&カスタームパーツですが、まだまだホンの一部です。そして釣り人のアイデアがどんどん活かされ、さらに使いやすく改良された商品が続々登場し、まさに日々進化し続けるタックルボックスなのです。
メーカーHPやSNSには新商品情報やカスタムのアイデアも掲載されているので、マメにチェックして、自分のタックルボックスもどんどん進化させてみてはいかがでしょうか?
愛着の湧く自分色に染め上げたマイカスタムタックルボックス。機能面でも自分仕様にカスタムされたボックスはきっとあなた釣りをサポートしてくれることでしょう。
明邦化学工業株式会社 https://meihokagaku.co.jp/
明邦化学工業(@meihokagaku_official) • Instagram写真と動画