釣り初心者必見!プロが教える必須アイテム完全ガイド~失敗しない選び方~

これから釣りを始めたい、道具を揃えていきたいという方に

何を選んで揃えていけばいいのか?

最初が肝心、道具選びに失敗したくないなぁ...

 

ここではそんな必須アイテムの失敗しない選び方をご紹介しよう。

 

釣りと言っても釣り物、場所、その人の釣りスタイルと状況は様々。無限で自由であるが故に、どうすればいいのか?分からなくなりますよね。そして出来れば道具選びに失敗したくないですよね。

またこれから釣りをどんどんやっていこう、あんな釣りやこんな釣り...そしていつかはあの釣りもしてみたいと思っている方も多いはず。しかしながら未経験者なら見たこともない、やったこともない、何が起こるのかも分からないのも当たり前。

そんな不安や心配を解消し回避する為にも、釣り場で起こる様々な場面を想定し、あったらいいなや、こんな場面で活躍する、滅多に遭遇しないかも?滅多にない、でも実際に起こり得る場面まで、見た・聞いた・実際に起こった、という体験談も交えてより実践的で突っ込んだ内容でご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

1. ラインカッター/ハサミ 糸を切るものが無ければ釣りにならない

 

釣りをする上で必ず必要なのが釣糸(ライン)。

まさに釣り人と魚を繋ぐ唯一の物、そんな切っても切れない関係。

でもそんな糸を切って初めて始まるのが釣り、切らないことには魚と結ばれない...その為の道具は必須!

 

糸が切れれば一緒?それは大間違い。

糸をちゃんと切れるかどうか?それは釣果に直結する大事な部分です。結んだ切れ端が短すぎると、最悪結び目が解けてしまいます。逆に長すぎると水の抵抗を受けルアー(疑似餌)や仕掛けの動きにも影響し、魚にも違和感を与えて、結果釣れません。

 

糸を切る道具にも大きく分けて2つあります。

ラインカッターとハサミです。

 

●ラインカッター

ピンセットや爪切りのような形状で、コンパクトなので携帯性も抜群!

ナイロンラインやフロロカーボンライン等の比較的細めのラインを切るのに適してます。

 

 

 

●ハサミ

釣り用としては糸を切る小型の物から、魚を絞めたり捌いたりする時に使える大型の物まで大小様々なサイズはラインナップされています。

ラインを切るなら小型の物がオススメ。形状もコンパクトな折りたたみ式やスライド式等様々ですが、切れ味や精度が高いのは一般的なハサミ形状が一番です。

 

ラインカッターと比較すると、ハサミ形状は圧倒的に切れ味も良く、より細かい作業もやりやすく、太い糸も切りやすくなっています。PEラインなどの撚り糸を切るなら絶対にハサミがオススメ。

ひとつ注意して欲しいのは、ハサミタイプはズボンのポケットに入れて持ち運びすると座った際に危険なのでバッグやボックスに入れるようにしよう。

 

取り扱い時に危なくない刃先の先丸タイプや、逆に細かい作業がしやすい先鋭タイプ、また刃も形状もラインカッターは一般的な刃のハサミでは切りにくいPEライン(撚り糸)や極細の糸も滑らずサクサク切れるギザギザの刃が付いている物はあると便利なので見ておこう。

他にも錆びにくい素材や表面加工された物など切れ味に拘ったハサミもあるので選ぶ時に見てみるといいでしょう。

 

 

 


2. プライヤー/ペンチ 釣り専用多機能あり!


とにかく便利で様々な場面で応用が効き、出番が多いのがプライヤー(ペンチ)だ。

魚から鈎を外す、ガン玉(オモリ)を挟む(潰す)、糸や仕掛けを挟んで締め込む、鈎やリングを交換する、糸を切る...使う場面は様々。

 

釣場で使える様々な機能を搭載した多機能プライヤーも多く出ており、ここがホームセンターの工具売り場等よく見かけるペンチと釣り用プライヤーの大きな違いです。ひとつあれば色んな場面で活躍し、他の道具もプライヤーがカバーしてくれることも多く、外せない1品です。

プライヤーは正直いくつあっても良い!と思うくらい便利。機能に特化した〇〇用とか、携帯用、ボックス用、予備などと複数持ち込む程だ。

気が付けばこんなにいっぱいに...

 

形状も魚の口の中にも届きやすい、牙や鈎から安全な距離を取って鈎を外せる長めの物(ロングノーズプライヤー)や、形状もストレートタイプと作業がしやすい先曲がりタイプと好みも分かれる部分も多い。

左 フォーセップ(鉗子) 手術でよく見るアレだ。挟んだまま固定し、細かい作業に向いている。

右 太くてしっかりしているので、船やジギング等大型魚の鈎外しやルアー交換でも力強く扱える。

 

先曲がりタイプは作業しやすく、喉の奥の鈎を外す時にも活躍する。

 

ルアーのフック(鈎)やリングの交換に特化した先端が鍵爪形状になっているスプリットリングプライヤー。

爪の形状、太さなど大小様々なスプリットリングに対応したサイズが出ている。軽くコンパクトな物から、パワフルなモデルまで。

 

さらに意外と結構落としたり忘れたりして紛失しがちなので注意が必要だ。

紛失しやすいので、リングにコードやマグネットを付けれるもの、プライヤーホルダーもセットであると便利です。

 

 

 

 


3. 帽子 日差しやあらゆる危険から頭の保護、サングラスとセットで◎

 

釣りと言えば帽子、というイメージもある程、大事な装備です。

釣場には様々な危険から頭を保護する...って言うけど、実際どんなことがあるの?

例えば、一般的に多いのはやはり鈎からの保護。仕掛けやルアーが飛んできた、当たった刺さった...なんて事故が少なからず耳にします。そんな時、もし帽子を被ってなかったらどうなるでしょう...想像するだけでもゾッとします。

他にも、海なら水(潮)や魚のヌメリや血、エサが頭に...淡水でも頭に蜘蛛の巣や虫が...なんてこともあるので、帽子を被ってて良かった~なんて場面は結構あります。

転倒した場合の頭の保護にもなりますし、夏場は日差しから守り日焼けや熱中症対策、冬場は寒さ対策にもなります。

特に釣り場での暑さ、日差しは予想以上に強く、水面からの照り返しもあるので日焼け対策にも。

ちょっと休憩、仮眠したい時に帽子を顔に被せてるだけでもだいぶ違います。気が付いたら顔面日に焼けて真っ赤...右半分だけ焼けてるなんてことにも。

 

また後で紹介するサングラスとセットで使うことで効果倍増!ツバ付きタイプの帽子は周りから乱反射する光を遮り、より水中が見えやすくなるのです。

釣り上手な人やプロはしっかり帽子を被ってますよね?これはより釣りを快適に性能UPさせる為の立派な装備なのです。特にツバの裏側が黒系統になっている物は光の反射を抑えより見やすくなっているので、選ぶときのワンポイントとして覚えておこう。

 

とはいえ、帽子といえばおしゃれなアイテムとしてファッションも楽しみたい。

実際に各社釣り具メーカーから出ている帽子はファッション性も高く、普段使いしても全く問題ないおしゃれなアイテムも多い。見た目のデザインや特徴、自分の好きなメーカーやロゴがあればそこから選んでみても。

雨や水飛沫にも安心な防水・撥水性の高い物、日差しを遮りつつ、通気性の良い物、風を通さず温かい物、防寒性抜群で耳まで温かいニット帽等、季節やシーンに合わせてコーディネートを楽しんでみては?

 


 

4. 偏光サングラス 水中や糸が見えるだけで面白さ、釣果倍増?

これも釣りに外せないアイテム。帽子と同じく目の保護という点でも大事なアイテムで、水面から反射する強い日差し紫外線からも目を保護してくれます。

そして機能面でいうと、水面のギラツキを抑えることで、ウキや糸も見やすいばかりか、水中の地形や魚が裸眼と比較しても圧倒的に見やすい点です。

この“見える”ということは確実に釣果を左右する大きなポイントとなります。

 

正直この偏光サングラスがあるか、ないかで釣りの楽しさが倍は違うと言ってもいいくらいです。

とある河川での一枚

岩の輪郭、底の小石までクッキリ見える。そしてたくさんの小魚と大きなイワナが数匹...

 

 

ところで偏光サングラスって普通のサングラスって何が違うの?

偏光(へんこう)サングラスとは、ただ光を抑えるだけでなく、特定の光をカットして眩しさやギラツキを抑えてくれるので、必ず偏光サングラスであるかを確認しておこう。

 

偏光サングラスがない時...

 

偏光サングラスがある時~♪

 

 

またレンズの色に悩む方も多いと思いますが...簡単に言えば、レンズの濃さと色合いで選ぶと良いでしょう。

 

ますはレンズの濃さ。

レンズの濃さ=明るさ。暗いレンズ程、日中や晴れた日のギラツキは抑えられるが、曇天時や朝夕の光量が少ない時間帯は暗く感じてしまう。もう暗いな...と思ってサングラスを外したらまだまだ明るいなんてことも。

明るさの見分け方は“可視光線透過率”の記載があるので、この数値を参考にするとより正確に選べます。晴れの日なら10~20%、曇天や朝夕であれば30~40%が最適。初めての1本であらゆる天候や時間帯で幅広く使いたいなら30~40%台がオススメだ。

 

 

次にレンズの色。

単純に分けるなら、自然で見やすい色か?特徴を際立たせた色か?になる。

グレーやスモークなどと言われるレンズカラーは主にレンズの濃さを変えたパターンで、裸眼と比べても自然な色合いで濃さ(明るさ)が違うだけなので、一番自然な見え方で目も疲れにくい。

一方ブラウンやグリーン等色の入ったレンズは、特定の物を際立たせて見せてくれるので、例えばコントラストがハッキリして水深の変化や地形が見やすいとか、藻や魚、エギやウキ等特定の色が見やすいとか、浮き出るように見える等の特殊効果があると思ってもらいたい。しかしレンズカラーによっては裸眼と比較すると大きく色合いが違うことで、目が疲れやすい場合もあるので色によっては慣れも必要になる場合も。

サイトマスターのレンズマトリクス・サムネイル

ここでも特に人気があるのは、ブラウン系やグリーン系の中間色。地形等も見やすく自然な見え方も残したレンズだ。

自然な見え方に拘る、船や砂浜など広い場所で釣りをするならグレー系、水中の地形や魚をしっかり見て釣りたいならブラウン系を選んでみると良いでしょう。

レンズやフレームの形は様々。ここは自分の好みで選べばOK。

最近はレンズが大きなものも多く、ファッション性も高いが、余計な光が入り込まず見やすいものも多いので覚えておこう。

 

 

 

 

また釣りの為にサングラスは...コンタクトじゃないし...と諦めているメガネ男子&メガネ女子たち。眼鏡や帽子に取り付けるタイプや眼鏡の上からかけるオーバーグラスという商品も出ているのでチェックしておこう。


 


5. レインウェア 水飛沫や風除けにも

 

釣り=水辺。波や魚の水飛沫と濡れる可能性は回避出来ない。また自然相手の遊びの為、急な天候変化も付き物。しかしそんな気圧が低いどんよりした天気の時こそ魚の活性が高くなり、魚が釣れやすい状態になることが多いのです。

さらによく釣れる朝夕の時間帯は風が吹いたり、肌寒かったりするので、雨除けだけでなく、風除けとしても活躍する。

 

ここで注意してもらいたいのが、ウェアの生地・素材について。

レインウェアとは、つまりカッパ。雨で濡れない防水性が必要である。よく見かけるのが、ジャケットやウインドブレーカーは防風(風を通さない)や撥水(水を弾く)であって、レインウェア(防水)ではないということ。

特に撥水と防水は似ているようで違うので、注意して見ておこう。撥水防水とか透湿(湿気は逃がす)防水素材等と記載してあるはずだ。特に冬物は防寒防水、防寒撥水と見間違えるので注意が必要。

透湿防水素材であれば、雨は弾くが、湿気を外に逃がしてくれるので、汗で蒸れて熱い、逆に汗が冷えて寒くなることも抑えてくれるのでより快適に着やすくなる。

 

 

 


6. クーラーボックス 釣った魚や飲物や食料の保管にも

 

釣った魚を持って帰るか等釣物によってもサイズ選びは変わってくるが、食料品を適切な温度で衛生的に管理出来るクーラーボックスは釣り場や車内に関わらずあると便利。

せっかく冷えていた飲み物が...喉越しヌルやか?温く甘い炭酸飲料...逆にノドが乾いてしまう。

お腹が減ってようやくお昼。お弁当が温い、変な匂いがする...じゃ残念すぎますよね。

 

クーラーボックスってレジャー用でよく見かけるものとどう違うの?思う方も多いはず。レジャー、アウトドア用と比較して釣具メーカーから販売させている商品は、やはり釣りに使いやすい作りになっており、保冷力を保ちつつも、無駄がないコンパクトな作りになっていて、使いやすさや手入れのし易さにも拘っているのでオススメだ。

両面開き、蓋が取り外せる物が多く、釣り場や掃除にも便利だ。


保冷力に関しては、壁面の断熱素材によって変わります。軽く安価な発砲スチロールから断熱性に優れたウレタンや真空パネルの入ったモデルまで様々だ。

 

クーラーボックスは耐久性も高く、あまり買い替えしないことも多いので、長年使うことを考えると、使いやすさや保冷力も少し良い物を選んでおくと長い目で見るとお得であることを覚えておこう。

例えば、保冷力の低いクーラーを数年使い続けるとして、氷が解けるのが早く、結局氷を毎回買い足す、または氷の量を多く入れる。数年、数十回の使用を考えたときにこの氷のコストも結構な額になってくるはずだ。

氷をたくさん入れると保冷力を維持する時間は長くなるが、それではクーラー本来の容量を活かし切れず、さらに重量も増すばかりだ。

 

最小限の氷の量で容量と保冷力を確保する為に、小型クーラー程ウレタン等断熱性に優れ保冷力の高い物を選んでおくと良いでしょう。

真夏にキンキンに冷えた飲み物をクーラーから飲めるかどうか?これだけでも十分過ぎる価値があるのではないでしょうか?

 

 

 


7. ライフジャケット 安全第一!水辺の必須アイテム

 

水辺である以上、やはり危険は隣り合わせ。もしもに備えて自分の安全や家族の為にも準備しておこう。

ライフジャケットにもいくつか種類があり、大きく分けて浮力体がついているベストタイプと、ボンベで膨らむ膨張タイプがあります。

 

 

 

●膨張タイプ

膨張タイプは主に肩掛けや腰巻きタイプがあり、紐を引っ張り手動で膨張+水を検知して膨らむ自動膨張になっているタイプがメインだ。コンパクトで軽いので夏場でも暑くなりにくい。


船や堤防など比較的足場の良い釣り場向けで人気のモデルだが、膨張した気室は浮き輪のようなもの。擦れに弱く危険なので、磯やテトラ等での使用は避けたい。

 

膨張タイプでは管理にも注意が必要。

濡れたままや高温で保管するとボンベの誤作動に繋がります。濡れてそのまま物置に置いてたら...暑い真夏の車内に放置してたら...なんてのがあるあるです。手動の紐もあまりブラブラさせておくのも引っ掛かって誤爆なんてこともあるので注意が必要。

ちなみに膨らんだライフジャケットもボンベキットを取り換えるとまた使えます。ただし商品によって対応するボンベキットが異なるので、説明書に記載の品番や対応キットを確認しておこう。ボンベキットの交換はメーカー修理対応か、自分で取り換えかの2択になります。

 

 

 

●浮力体入り ベストタイプ

一方浮力体入りのタイプは転倒や落水の際もクッション性や保温性もありシンプルで安全性能も高い。特に足場の悪い場所、磯などでの釣りには必須!

ベストタイプの為、夏場は暑くなりがちだが、逆に冬は防風断熱効果も高いので防寒にもある。

また子供用サイズや安価なものも多く初心者、ファミリーにもオススメで、釣りに関わらず小さなお子様の海水浴など水辺のレジャーにも人気だ。

 

 

 

着用時に必ず注意しておきたいのは、股紐の使用。

ライフジャケットの下部に股の間を通して固定する紐がついているはずだ。背中に股紐の収納ポケットがついている物も多いので確認しておこう。

この股紐をしっかりしていないと、落水時に浮力の高いライフジャケットを水面に残して体がスポンっと水中に抜けてしまうのだ。股紐をしっかり固定出来ているか、特に小さなお子様はチェックしてあげよう。

浮力体入りのベストタイプも発砲素材の浮力体が経年劣化するので、2~3年で買い替えも検討しておこう。

 

 


8. タオル/ウェットティッシュ 汗、潮、釣場の汚れに

 

汗や汚れ、エサや魚の処理などであると便利なものがタオルやウェットティッシュ。

汗や少量の水飛沫程度ならまだしも、波で潮水バッシャ~ン、エサや魚のヌメリや血が飛んできたとか。またイカ釣りをされる方なら一度は経験があるのでは?というイカ墨顔面スプラッシュ!とか。自分が注意していても周りから跳んでくることもあり防ぎきれない状況も。すぐに洗ったり、流せたりする状況ならまだしも、すぐに拭けるものは欲しいところ。


魚やエサに触れるタオルの汚れや匂いも気になるので、古いものや使い捨てという方もいるが、そんな時に便利な釣り用に作られたこんなタオルもある。

 

魚を触るとき、手を拭くとき使い分け出来るポケット形状になっおり、ベルト等に通して使える物もあるので非常に便利だ。

また見た目も普通のタオルと違って、釣用タオルだとパッと見て区別が付くので、汚れ物を分けて洗いたい等、家庭で洗濯する側としてもありがたいので覚えておこう。

 

エサ釣りでは指が汚れることも多いので、ウェットティッシュもあると便利。

マメに手の汚れを拭いておけば、服や釣道具が汚れる二次被害も防げますし、汚れた手での飲食は衛生的にも良くないので、常に清潔にしておこう。


 

 

 


9. 水汲みバケツ 釣った魚や手洗いに メッシュ付きも

 

タオル、ティッシュと合わせてあると便利なのが水汲みバケツ。常に手洗いが出来る場所とは限らないので、足場の高い堤防などでも水汲みバケツがあるとないとでは快適さが全く異なります。

釣った魚を活かしておく、観察する。今自分が釣りあげたばかりの魚の泳ぐ姿を見たい...特に初心者やファミリーの方にはとても新鮮な光景でしょう。

ただしバケツ程度の容量だとエアポンプが無いとすぐに酸欠になり水温も上がりやすいので、観察は短時間にしておこう。バケツにも観察しやすいように側面が透明の素材の物や、水の入れ替えや水に付けたままでも使いやすいメッシュの蓋付きもあるので見ておこう。


 

 

 

多くの水汲みバケツは片側やハンドルにオモリが搭載させれおり、水面でひっくり返って水が汲みやすいようバランスされている物がほとんど。また足場が高い場所で水を汲むと結構重く引き上げるのも大変なのでロープが付属されている場合も滑りにくいロープが付いてるものがオススメだ。

 



 

10. ライト ヘッドライト

 

魚の活性が高く、釣りやすいとされる朝夕の時合い、そして夜。

朝早く暗い時間帯から誰より先に準備したい時や、逆に夕方まで夢中になって釣ってしまい、さあ片付けして帰ろうとしたら真っ暗...なんてことはよくあること。

朝なら明るくなるまで待てるが、夜はそうはいかない。特に日が短く日没の早い秋冬は暗くなって片付けや釣場から戻る時にライトがないと非常に危険。またライトがあったとしても右手に釣竿、左手にライトという状況で両手がふさがってるのはとても危険です。

いっぱい釣れて大満足の浮かれ気分か?それとも釣れずに悔しさで気分も夕日と一緒に沈みがち?かはさておき、釣り終わりで疲労も溜まってる夜の帰り道では尚更注意が必要です。


そこで両手フリーに出来るヘッドライトの出番です。

釣りの準備や片付け時も確実に手元を照らせ、歩行時も見たい場所を照らせるので安全です。

頭にライトを付けるのはなんかな...重いし、髪型が、なんとなく格好が...って人には、首に付けるのもあり。首に付けることを想定したネックライトタイプもあるので見てみよう。ただしヘッドライトと違って、顔の向き(目線)=ライトの照射範囲ではなく、あくまでも首(体の向き)=ライトの照射範囲になるので、歩行時には工夫も必要だ。

 

ライトも値段や種類がいろいろあるけど、どう違うの?

大きく分けると明るさとライトの種類、その組み合わせで性能や値段が大きく変わってくる。

ライトの種類も遠くまでクッキリ照らすスポットタイプや手元や周囲を照らすワイドタイプ等のレンズ違いで、レンズを複数搭載した物や、照射範囲の切り替え出来るもの等様々。また釣果に差が出る?魚に気付かれにくい赤色ライト搭載モデルなども。

 

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遠くのピンポイントを照らしたり

 

zexus103

手元や足元を広範囲に照らしたり


 

 

そして一番大きく影響するのが明るさ。

明るさの単位としてルーメン(lm)という表記があれば目安になるだろう。手元を照らすなら100~200ルーメン程度、広範囲や周りに灯りのない場所なら300~500ルーメンがオススメ。

ラーメンやレーメン、大盛300gとか麺の量に見えてしまった麺好きのあなたは要注意。ルーメンですよ!しっかり明るいライトを選んで見間違えのないように。

 

また電源も電池式だけでなく、充電式も出ているので、乾電池のように残り残量や予備電池を気にせずに、モバイルバッテリーや車でも充電しておけるのでオススメだ。

 

 

 

 

ここまで紹介した釣りの必須アイテム。

失敗しない道具選びの為に、もしかしたら?そんな事もあるの?という突っ込んだ実例もご紹介させていただきました。

釣り物や場所によって様々ですが、これからあなたの釣りに寄り添う道具選びに、少しでも役立てばと思います。

 

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